競走日記  トップページ

 
一宮普通競輪 第2日目 準優 2001年5月24日(木)

橋本 - 樋渡が強烈な勢いで捲りを打ってきた時は、正直「やられた!」と思った。

【レース経過】

 周回は、岡崎 - 鷲田 - 村上の近畿3車が前受けとなり、中団に橋本 - 樋渡の中部2車、後団に飯田 - 長井 - 高橋 - 西川の関東南関4車が構える隊列となった。
 飯田以下の上昇に合わせて岡崎が突っ張るか、それとも一旦5番手に下げ、橋本 - 樋渡を動かすかのどちらかの展開になると思ったが、岡崎は、ジャンで車を下げるのが遅れ、引くに引けず、結局、飯田の後位でイン粘り策を取った。

 最終ホーム線通過は、飯田の先行の後ろを、インに岡崎 - 鷲田、アウト長井 - 高橋で併走、以下、高橋 - 西川 - 橋本 - 樋渡で回る展開となった。
 最終2コーナー出口で、インの岡崎がアウト長井に競り勝ち、飯田後位を奪取したが、間髪入れず、今度は、橋本 - 樋渡が捲り上げてきた。
 橋本のスピードよろしく、樋渡を連れて捲り切られたと思ったが、岡崎がこれを牽制しながら追い込みにかかった。
 ゴールは、橋本が2分の1車輪差で岡崎を捕らえ、2番車鷲田が3着となった。

【レース感想】

 準優の番組は、好調を持続している大阪の岡崎と一緒になり、人気を背負った。この番組で決勝に乗れなかったらいつ乗れるんだ、という思いでスタート台に立ったが、私は、スタートしたときから脚が重く、不安だった。
 この準優第8レースは、昨日の特選で先行した飯田威文(埼玉)と、選抜戦11秒4の鮮やかな捲りで快勝した橋本大祐(岐阜)がいて、一番の激戦地区となった。

 これを好調岡崎がどう迎え撃つか、兎に角、私は岡崎にすべてを任せるしか手はなかったが、「インに詰まる展開だけは避けよう」と声を掛けてレースに臨んだ。しかし、皮肉なもので、その言葉とは裏腹にインに詰まる展開となってしまった。

 最終バックストレッチで、岡崎が飯田の後位を奪い取った瞬間、橋本 - 樋渡が強烈な勢いで捲りを打ってきた時は、正直「やられた!」と思った。
 だが、最終3コーナーで、その橋本のスピードが緩んだ瞬間、「これならまだチャンスがある」と思った。最終4コーナーでは、私の外併走の1番車樋渡には、絶対負けることは出来ない。前走の松阪、前々走の岐阜と準優4着が続いているだけに、ここは何としても踏ん張らなければならなかった。岡崎と橋本は捕らえられなくても、先行する飯田と樋渡には先着しなければならない。

 ゴールした時、3着を確信したが、結果が出るまで心配だった。 電光掲示板の1着5番、2着7番のあと、2番が表示された時、思わず「ヨッシャー」と声を発した。

初日に戻る 三日目に進む

競走日記のトップページに戻る  

  電子メールは、zen1@yacht.ocn.ne.jpまで