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 新聞記事は2001年1月23日付けの福井新聞(785×1557の大きなもので詳細が読めます)

 右下は掲載されている写真のカラー版。右端が佳史。

佳史、南半球で走る(1)

長男・鷲田佳史(福井県北陸高校2年)
 世界を相手に銅メダルを獲得!

 

 昨年(2000年)8月に開催されたジュニアワン合宿において全国総合第5位になった鷲田佳史は、今年(2001)年1月11日(木)〜14日()の期間、オーストラリアで開催された「シドニー・ユース・オリンピック・フェスティバル」に日本代表として参加し、「ポイントレース」において見事「銅メダル」を獲得した。

 同大会はオセアニアを中心とした12地域の高校生が参加し、熱戦が繰り広げられた。日本自転車競技連盟のジュニア強化選手として福井県で初めての参加となった同選手は、トラック競技4種目(ダービー、ケイリン、4000メートル団体追い抜き、ポイントレース)とロードレースに参加し、外国人選手と互角に闘った。

 シドニーオリンピックの自転車競技会場にも使用されたベロドローム(1周250m)は、「大変走りやすかった(鷲田佳史談)というように、国際試合で拾得した経験は今後、更なる飛躍につながることだろう。

 ジュニアワン最終選考合宿で総合5位に入った同選手は、同大会の出場権を獲得し、その後、2000年富山国体少年男子ロードレースでも優勝、練習にも熱が入っているようだった。年末年始も東京で合宿し、同大会に向けて最終調整をしていた。

 オーストラリアといえば、南半球で1月は真夏。私は46年も生きてきたが、赤道を越えたことがないのでどんなところかは想像するしかないが、オリンピックが開催されたペロドローム(板張り走路)は、さぞ走りやすいレース場だっただろう。
 「銅メダル」を獲得した「ポイントレース」では、平均時速50キロに及ぶ高速レースに堪え、「外国選手を圧倒する素晴らしい走りを魅せた(同行監督談)

 初日はダービー(トラックを5周する競技で誘導員のいないケイリン競走みたいなレース)に出場し、予選2位、準優3位(2位までが決勝進出)だった。
 2日目は、ポイントレースで銅メダル。4000m団体追い抜きレース(写真左参照 佳史は内側から2人目の黒の5本スポークの自転車)にも出場した。
 3日目はケイリンに出場し予選敗退。

 最終日の4日目には、クリテリウムとよばれる1周2000m程度のコースを周回するロードレースに参加。予選を通過後、決勝に進んだ。
 鷲田佳史は、小学校4年生から競技用自転車にまたがり、全国各地のロードレースに参加。
 ロードは得意中の得意種目。特にゴールスプリントは、イタリアのマリオ・チッポリーニを彷彿させる豪快なスプリントで、集団をごぼう抜きにするスピードの持ち主。

 シドニーのクリテリウムでも高速レースとなったが、ゴール間近となると周回ごとに順位を上げ、最終回では先頭集団に位置付け、ゴール手前200メートル付近では絶好の4番手を確保。(右写真参照)
 しかし、追い込みにかかろうとしたその瞬間、2番手の選手が斜行して接触、コースアウトしマットに激突してしまった。幸い軽い打撲で済んだが、「金メダルを意識した(鷲田談)というように、悔しい結果となった。富山国体のようにはいかなかったが、しかし、成功より失敗で得られる事の方が多い

 この国際大会の経験を生かし、次の大会に向けて是非とも頑張って欲しいものだ。


佳史、南半球で走る(2)

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