よもやま話  トップページ

 

佳史、南半球で走る(2)

長男・鷲田佳史(福井県北陸高校2年)
 世界を相手に銅メダルを獲得!

 オーストラリアといえばカンガルーやコアラがまず頭に浮かぶ国だが、イギリスの植民地だった同国は、1901年の移民制限法で「白豪主義」政策をとっていたが、1966年同法廃止とともに入国移民も受け入れるようになった。
 白豪主義だったとはいえ、もともとは「アボリジニ」がこの土地の先住民で、2000年シドニーオリンピックの最終聖火ランナーで女子400メートルの金メダリストキャッシー・フリーマン選手もこのアボリジニの血を受け継ぐ子孫だ。

 オーストラリアは近年、観光地として日本からの旅行者も増加しているが、この南半球の地に試合で行けるとは何とも幸せなことであった。

 ニュージーランドやオーストラリアの各州をはじめ12の地域から集まった今大会、強豪がひしめくハイレベルな大会となった。

 日本からは、永井清史(岐阜第一)、臼井昌臣(岐南工業)、須藤雄太(京葉工業)、西村行貴(開新)、青木亮太(前橋工業)、今泉薫(前橋工業)、高島豪(小松原)、土井雪広(山形電波工業)、松下善紀(広島国際学院)、小岩大介(日出暘谷)、そして、鷲田佳史(北陸)の男子11人と松永舞美(高松工芸)、大森恵(函館大谷)の女子2人の計13選手が出場した。

 今大会、日本選手は大健闘を見せ、ケイリンで西村行貴選手が、モーターペースで小岩大介選手が、同種目土井雪広選手が、女子の松永舞美選手がスプリントで、ポイントレース鷲田佳史が、さらにスプリントで永井清史選手がを勝ち取った。

 同大会の監督を務めた山崎好弘先生は、「今までにない好成績を収めることができた」と日本選手の健闘を讃え、「クリテリウムの鷲田が悔やまれるレースだった」と語った。

 写真左は、右から、ひょうきんな女子の松永舞美選手、中央は年末年始も東京で一緒に合宿をしたロードマンの土井雪広選手(モーターペース銀メダル獲得)、そして、鷲田佳史。

 写真後方には、2000年シドニーオリンピックの総合陸上競技場が見える。

 競技もさることながら、仲間達とともに異国気分を満喫した。1月は夏なので半袖でも充分。

 写真は、二日目に行われたスプリントとポイントレースの表彰式。
 スプリント競技では国内敵なしの永井清史選手は銅メダルを獲得した。

 鷲田佳史は、今秋(2001年秋=高校3年)、競輪学校のプロテストに備えて、今春から1000メートルタイムトライアルに絞って国内大会に照準を合わせる。
 目下、昨年の自己ベスト(1分8秒95)を切り、1分7秒前半の記録を狙ってトレーニングに励んでいる。


佳史、南半球で走る(1)

よもやま話のトップページに戻る  

  電子メールは、zen1@yacht.ocn.ne.jpまで