メッセンジャーとインターネット
横濱たより114号
 
2003.1.31発行

多方面に活躍するフリーアナウンサー

 福井を中心に活動中のフリーアナウンサー・バーランド和代さんは多方面で活躍中だ。FM放送のDJ、イベントや結婚式の司会、ナレーション、講演会、朗読、読み聞かせ、話し方教室講師、ITセミナー講師と忙しい生活を送っている。
 FBC福井放送、NHKを経て、2000年4月に独立。2002年3月にウェブサイトhttp://coco.mike.co.jp/kb/を開き、モットーは「心に響く「ことば」で皆様の大切な「思い」を伝えます。人と人の出会いや、感動の瞬間を大切にし、国際理解、国際交流に貢献する仕事を目指します。」となっている。 そのため、自らを「ボイスメッセンジャー」と位置付け、得意の英語力も活かしながら、異文化コーディネーター、日本文化の翻訳を当面の目標としている。朗読&読み聞かせの活動も積極的に行い、「聞く人に物語のメッセージを伝え、言葉の持つ力や心豊かなひと時を楽しんで欲しい。」という考えからライフワークとなっている。
 その一環として第21回ゲーテの詩朗読コンテスト(2002年8月)に出場し、見事全国大会優勝の栄誉も勝ち取っている。この大会は、 ドイツ菓子メーカーのユーハイム(バームクーヘンとよばれる真ん中に穴のあいた木の年輪のようなケーキでおなじみ)が主催し、ゲーテの生誕日(8月28日)に近い土曜日に行われている。


映像(静止画・音声・動画)とマッキントッシュ

 バーランド和代さんのウェブサイトでは、ボイス集(Voice)というコンテンツがあります。「”癒し”とまではいかないかもしれませんが、聞く人にとって気分転換やリフレッシュになればと思っています」と童話や詩、司会やナレーションの声を簡単に聞くことが出来るようになっている。日本語だけでなく、英語バージョンも用意されている。夜、寂しいときにでも聞いてみると本当に癒される。
 この音声加工をさせて貰っているのだが、デジタルビデオカメラ、接続環境、ハードウエア等の発達で簡単にインターネット配信が可能な時代となった。
 横濱商館はスチール写真用の撮影スタジオとして建設したものであるが、福井市東部の下馬地区は比較的静かで、ピクセルスタジオでの録音(録画)も可能となっている。

 映像に強いと言われるマッキントッシュを導入した1995年当時も音声や動画を扱えるとされていたが、現実にはあまり実用的なものではなかった。1GBのハードディスクドライブが7万円程度したし、エンジンとなるQuickTimeもバージョン2.0(現在は6.0)の時代だった。
 ところが、現在はほとんどのデジタルビデオカメラはケーブル1本(IEEEE)で簡単にマッキントッシュに取り込めるし、取り込んだ動画を付属のiMovieというアプリケーションで編集も可能だ。音声のみの加工なら、QuickTimeをほんの30ドル程度の費用でProバージョンにしておけば、トリミングからクオリティ、データ量を考慮した書き出しにも対応してくれる。QuickTimeはウインドウズ版もあるので、無料版だけでもインストールしておくのは得策だろう。
 ほんの数年前までは映像編集というのは高価な機材と高度なテクニックが必要と思われていたが、数10万円の費用ですべてが揃うのだ。まったく便利な時代になったものだ。
 ADSL、ケーブルテレビ、光ファイバーといったブロードバンドが月々数千円で使い放題というのも数年前には夢物語だった。これからは、個人が積極的に自らの主張をインターネットというメディアを使って発信すべき時代だと思う。


 

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