コラボしよう! NPOメッセ2003
横濱たより135号
 
2003.10.14 発行

マネージメント講座

 2003年10月11日()12日()に福井県国際交流会館で開かれたイベントに参加してきた。「コラボしよう!」http://f19.aaacafe.ne.jp/~fukui/をメインテーマに30程のグループが展示ブースを出したり、ステージアトラクションを繰り広げた。
 私が一番注目したのは12日の午前中に開かれたNPOマネージメント講座(講師は愛知県で活動するNPO法人ボランタリーネイバーズのメンバー2名、司会進行は、福井県で活動するNPO法人パソポラネットF)だった。
 9月にもビジネスプラン作成講座を中小企業大学校で受講してきたが、撮影・編集などのテクニカルな部分だけでなく、中長期的なスパンでものを考える講座も積極的に受講するようにしている。時代の変化が急速で、目先のことだけ考えていたら取り残されそうだ。
 NPOとはなにかという基本的な知識から、ボランティア団体との違い、実際に運営していく中での注意点などを分かり易く解説してくれた。NPOとは「Not for profit organization」という考え方で設立された団体で、1988年3月25日に公布された特定非営利活動促進法(通称NPO法)で注目を集めるようになってきた。講座に参加して、ボランティア保険の活用、法人税免除と収益事業との関連、年度末の設定法、労金の融資制度など有用な知識が得られた。 福井県で最初に認証を取った「こどもNPOセンター」などすでに4年の活動歴を誇る団体もあり、生きた情報も手に入った。
 NPOの認証を受けていないが、スポーツ団体や趣味の団体も参加しており、その中で社交ダンスグループ「MEIHO」のステージ発表は楽しかった。ワルツのデモンストレーションを撮影・編集したムービーはこちら。 NPOというのは、法人化された団体の形式であって、活動内容は多種多様な現代社会そのもので、「見て、聞いて、発見する」という今回の趣旨に繋がっていく。

スモーク・ハラスメントを考える市民の会
 1980年代から個人的に分煙活動を開始し、1994年の福井市長選挙の際には市役所ロビーの分煙化を目指して市民の会を結成し、市役所の正常化(禁煙化)に大きく寄与した。ウェブサイトも1997年から立ち上げてはいる。分煙活動を「市民活動」と位置付けたのは元・衆議院議員の笹木竜三さんだが、より積極的な活動を目指してNPO法人化を計画している。
  分煙活動は、タバコ使用者の体の健康問題と矮小化されて考えられることも少なくないが、受動喫煙被害という人権問題を軸に、環境、国際協力、男女共同参画、子ども、情報化の分野で活動を進めていきたいと考えている。
 2003年のうちに設立総会を実施する予定で準備に入っている。防災会社社長、大学関係者、農業者、市会議員、保育園職員など少しずつメンバーが増えている。
賛同者は年会費3,000円ですのでお気軽にご連絡下さい。
 市民オンブズマンなどややもすると行政から煙たがられるような団体も福井市が主催するイベントに参加しており、時代の流れはこれまでと明らかに変わっており積極的な市民参加による社会運営が望まれている。
 最後に今回のイベントの準備・運営にあたっては、インターナショナルクラブの多大なる努力が有ったことを付け加え、この場を借りて感謝したい。
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