復興支援活動を続けているいろいろな団体が集まって「つながる ひろがる2016」が福井県鯖江市文化センターで開かれた。広域避難者支援団体「ひとりじゃないよプロジェクト・福井」の広報担当世話人として実行委員会から参加。遠くは鳥取県からの参加者も有り、会場は熱気に包まれた。
陸前高田語り部・釘子明氏の話のように自分が被災者になるという想定ではなく、近い将来起こるだろう南海・東南海地震のような大規模災害をイメージし、5年間の支援活動を通じて、今何をしておくべきかを話し合うものだった。
活動のテーマとして、「被災地での現地支援」「広域避難者支援」「保養キャンプ」「物資支援・買い支え・募金」と別の角度から「学生・若者ボランティア」の5つに分け、現状報告からワークショップ、課題の整理を経てパネルディスカッションとあっという間の3時間だった。
フロアからも積極的かつ建設的な意見が出され、参加者全員で作り上げたイベントとなった。パネル展示で他の活動や主要メンバーとも知り合いになれ、マスコミの反応も大きなものがあった。
災害復旧には、自衛隊、警察、医療機関などの「防災のプロ」、手弁当で自律的に駆けつける「防災のアマチュア」、行政の下請け機関的に活動する消防団や防犯隊、自主防災組織や防災士会のような「防災のセミプロ」がそれぞれの持ち味を活かして協力が出来ればと感じた。
イベント動画配信ページ 陸前高田ボランティアバス 越前市ポルトガル語文化圏向け防災ビデオ
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