横濱たよりロゴ 第316号 2011.7.5
 岩手県陸前高田の「チームふくい」第49班として参加(1)

準備品の一部 職員に見送られ観光バスで出発ボランティアでごったがえるSA陸前高田ボランティアセンター
 3月11日の東日本大震災発生直後にボランティア登録を行っていたが、ようやく2011年7月1日〜4日の福井県災害ボランティア派遣第49班として参加することが出来た。
 派遣先は、岩手県陸前高田市で、横田基幹集落センターに宿泊(5名の女子は鈴木旅館)し、行程自体は3泊4日だが、実質1泊2日の復興支援活動のお手伝いをさせていただいた。
緑豊かな岩手県 事前に県庁から送られた資料や経験者にアドバイスを頂きあれこれ準備。持って行くべき装備は、作業内容でまったく異なるので、何とも言えないが、釘の踏み抜き防止の為の鉄板入り中敷き(1000円程度)があると安心。
 現地での弁当4食分1665円を支払い、ボランティア保険加入カードを受け取ったら、一般ボランティア20名、福井県職員3名で簡単なミーティングを行った後、19時に福井県庁を大型観光バスで出発。バスの中でボランティア歴を含めて自己紹介を行い、男性リーダーと女性リーダーを選出に県職員との連絡役をお願いすることとなった。どちらも2度目の参加者。
 4度の休憩を取りながらに高速道路を走る。深夜のサービスエリアがボランティアの人達でごった返しているに驚かされた。最後のサービスエリアで味噌ラーメンを朝食代わりに食べた。片道800kmを走り抜き、翌朝の6時半には、集落センターに到着。荷物を降ろし、作業スタイルに着替えて観光バスで、陸前高田ボランティアセンターに向かう。
 ボランティアセンターは、全国各地から駆けつけたバスや乗用車が行き交い、活気があった。バスの中で待機しているのも退屈だったので、その辺を歩いていると青空ミーティングが始まった。
 主管の岩手県社会福祉協議会の挨拶、当センターの挨拶に続いて、この日の活動内容の報告は、最大勢力の都民チームではなく、何の違和感もなく、「チームふくい」から始まった。
 AKB的な言い方をすれば、センターを取っているという感じ。人口80万人(日本の1/150)しかいない福井県は、まったく知名度のない県だが、ここでは、しっかりと存在感を示していた。
 50年近く生きてきて、これほどまで「福井」を誇りに思ったことはなく、自然とやる気がみなぎってきた。

(1)出発 (2)洗浄 (3)横田 (4)瓦礫 (5)沈黙 (6)撤収 / 防災関連 危機管理
 

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