福井市では福井震災(1948年6月28日)が起こった6月に防災訓練を行っているが、全国的には関東大震災(1923年だから大正12年、10万人以上の死者・行方不明者)が起こった9月1日が防災の日であり、ベストセラーになったガイドブック「東京防災」も2015年に発刊された。
先月もある奉仕活動団体から招かれ「熊本地震から学ぶ 住民目線の防災活動」というテーマで話をする機会を頂いた。
防災というと、消防や警察、救急や医療、行政や自衛隊などの活動を思い浮かべがちだが、一般市民として、どう考え何をすべきかという視点から話を進めた。デジカメ講座で配付するレジュメも同様だが、どんどん書き込んでいきながら理解を深めるようになっており、時折、手を挙げての意思表示(防災の4つの軸や災害の種類)も求めるのでぼっとしている暇は無い。まずは、危機管理と防災の関係から話を始めた。
熊本は、福井同様に水道水が美味しいところで、ペットボトルなどの飲料水を買う習慣がなく、被災後すぐに困ったという。日常備蓄で大切な「自然と使いながら意識せずとも非常用の水や食料を確保する」方法や、「美味しすぎる非常食はだめ、不味すぎる非常食はもっとダメ」などを面白おかしく話した。参加者から、お掃除が防災だったとは知らなかったという感想も印象的だった。防災の知識の有無、実践の有無で4種類に分かれるが自分自身はどこに属していて、どこに向かうべきかを確認。
下馬あおぞら子供会の会長として、福井市防災センター(1991年設立)の夏休みサバイバル体験会に参加させた。一般市民も無料で利用出来る施設なので、一度、足を運んでみることをお勧めする。 <動画にリンク>
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