12ヶ月続く「RENGA 12のリレー展覧会」の夕方画廊
分室ニホ。
8月展示(8/11〜25)は、「言葉の蒐集家」 飛鳥休暇/扇谷このみ/西端夏生 三人展。
夕方画廊ではあるが、15時に会場に入ると、作家さんを始め、敦賀や大阪からも鑑賞者がやってきており、部屋の人口密度が高く、活気があった。
最初に目に飛び込んできたのは、長さ1m以上有る短歌の短冊。印刷業者に制作を依頼したという立派な展示。飛鳥休暇さんは、詩もスクエアのキャンバスを使って展示していた。ひとつひとつ読んでいくとくすっと笑ったり、人生や世の中の動きを考えさせられる。
鏡を使った西端夏生さんの作品は、見る角度でどんどん印象が変わっていく。普通は、キャンバスになり得ない鏡に文字を乗せる実験的な作品群。2階に上がっている途中にも作品が展示されていた。
小説を細切れな本に仕上げた扇谷このみさんの作品は、つかみ所が無く現代美術的。文芸とアートのコラボといった感じ。
受付付近では、詩集や製本セット、500円の缶バッチつかみ取り企画もあり、わいわい楽しめる。
三人のアーティストが自らの言葉を紡ぎ、作品化しているが、画廊オーナー岡本きょうみさんの構成力が光る展示だった。
RENGA12:4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 正月 2月 3月
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