【レース経過】
初日、渡邊大吾の捲りを差した上松弘直もまさかの準優敗退で、最終日特選競走に一緒に走ることとなった。
このレース、自力型は5番車の坂野耕治だけだったが、上松が自力含みで動くと宣言した。
周回は星島 - 大串 - 上松 - 鷲田 - 柴川 - 島村 -
坂野 - 福元 - 河部で落ち着き、ジャンで坂野 - 福元 -
河部の四国勢が上昇してくると、上松は4番手に切り換えようと外に車を持ち出す。しかし、4番車の島村が切り換えてきたため、上松は最終2センター絶妙にインをしゃくって前に出た。
上松は5番車の坂野の前に出るとそのまま併せて先行。番手を悠々と回った私は1着でゴールした。
【勝因】
ご老公(鷲田)の為に、上松が無欲の自力勝負に出てくれたことが何よりの勝因だ。
上松は、昨年(2000年)10回の優勝回数(A級で全国トップの優勝回数)があり、競走得点も100点を超え、来期からS級昇級が決まっている。
上松は追い込み選手とはいえ、自力もなかなかのもので、前半11秒7、上がり11秒6は、初日の岡崎の出したタイムと同じだった。
「俺もなかなかのもんだな(上松弁)」というように、まさに上松様々の1着だった。(先行する9番車が上松弘直)
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