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奈良記念競輪 第2日目 準優 2001年2月8日(木)









一瞬の判断が勝敗を左右する。

【レース展開】

 松山裕一朗 - 鷲田 - 市村の近畿勢に村佐 - 西田の中部勢と続き、そして高田靖也- 小林潤二 - 鈴木 - 小林睦明の東日本勢の2分線の戦いだった。
 号砲が鳴って3番車の村佐が前に出たが、あと8人は牽制スタートとなった。隊列が整ったのは2周回を回ったホームストレッチ付近で、前から松山裕一朗 - 鷲田 - 市村 - 村佐 - 西田 - 高田靖也- 小林潤二 - 鈴木 - 小林睦明となった。スタート牽制9点の重注を犯しながら、結局、前に付かされた近畿勢は、高田靖也- 小林潤二 - 鈴木 - 小林睦明の上昇にどう対応するかに焦点が集まった。

 動きがあったのは、あと3周を過ぎたバックライン辺りからで、高田靖也以下は早めに押さえて来た。松山は誘導員との間隔を空け、早めに巻き返す作戦にでたが、これがまたしても誘導員との10車身離れになり全員重注9点を喫した。

 あと2周の4コーナー、バンク上段に駆け上がり、ラインとラインの睨み合いが続いた。赤板過ぎ1コーナーで、外柵走行ぎりぎりの1番高田以下のインをスクって、7番車松山が突っ込んで行った。私も素速く反応し、それに続いた。

 そのまま松山が先行するものと思ったが、松山は5番車の小林に占められ躊躇した。結局、そのまま松山は高田靖也の後位でイン粘りをして、あと1周のホームストレッチは、高田の後位を小林潤二と競り合う形となった。私は、松山がマーク屋の小林に占められ幾分立ち後れたのを見て、9番車鈴木の後ろに車を下げた。
 結果的にこれがいけなかった。松山は再びインを上昇して、先行する高田のインも突き、最終2センター、一人だけ抜け出してしまった。私は、鈴木後位から中を割って追い込んだが、僅かに届かず4着となった。

【敗因】

 松山がインに包まれてしまった時点で、初日みたいに捲りを打たなければと思い車を下げたのがいけなかった。そこのところ判断の難しいレースだった。
 最終3コーナーから早めの捲り追い込みを打てば届いていたかもしれないし、悔いの残るレースだった。 


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