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奈良記念競輪 第3日目 A級選抜 2001年2月9日(金)










下位のレースだからといっても油断は出来ない。

【レース展開】

 スタートで小林が前に出て、蒲生と続く。1周を回ったところで鈴木が小林の前に入ろうとしたが、小林はこれを迎い入れず、2周回目バック付近で、前から小林 - 蒲生 - 鈴木 - 小松 - 田口 - 青木 - 小西 - 鷲田 - 市村の隊列となった。

 赤板を過ぎて、1センターで鈴木が小林を押さえて飛び付きの準備を整えにかかった。満を持して、2コーナー立ち直った辺りから、青木が仕掛けて行った。小西 - 鷲田 - 市村もそれに付いて行き、鈴木は踏み遅れながらも小西の横に飛びつこうとした。が、3番手の私の横で止まった。私は、鈴木と競りになることを嫌って、あと1周のホームで青木の後位を単独で回っている小西に追い上げた。

 そのまま最終4コーナーまで小西と競り合い、青木を追い込んだが4分の1輪届かず2着となった。

【レース感想】

 先行しそうなのは大阪の6番車青木で、以下同県の小西 - 鷲田 - 市村の近畿4車の布陣だった。
 最終的には初日特選落ちの7番車鈴木が何かしてくることは予想された。鈴木が青木の後ろを外で競るか内で競るかは青木の位置取りに委ねられたが、青木は押さえ先行に出た。
 この展開が一番予想されたが、そうした場合、鈴木は小西と競りになるだろうから、私は初日同様3番手併走からの捲りを狙うつもりだった。

 しかし、その鈴木が踏み遅れて私と競りになったため、予定が狂ってしまったのだった。

 小西と競り合うつもりなどなかったが、1番人気に応えるためにはこれしかなかった。
 逃げた青木も良く粘ったと思う。下位のレースだからといっても油断は出来ない。勝つことは本当に難しいものだ。

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