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豊橋普通競輪 第2日目 準優 2001年2月17日(








「漁父の利」作戦成功も、タイヤ差届かず

 

【レース経過】

 号砲と同時に2番車の石田が前に出て、2周回目バック付近では石田 - 曽根 - 鷲田 - 丸井 - 伊藤 - 杉本 - 勝野 - 森村 - 斉藤の並びで落ち着いた。あと2周のホームストレッチで最後方にいた斉藤が伊藤の後位を狙って杉本と併走状態となっていた。
 5番手にいた伊藤が発進したのは、ジャンが鳴る少し前のバックストレッチから。5番車斉藤に競られていた3番車の杉本は、これをクリアし7番車伊藤の発進に合わせて追走。しかし、前受けの2番車石田に飛び付かれ、再び併走。伊藤の先行にイン石田 - 曽根 - 鷲田、アウト杉本 - 勝野 - 斉藤の併走状態が最終2コーナーまで続いた。

 鷲田、最終1コーナーで、5番車の斉藤をブロックすると同時に、前走の8番車曽根のインコースを突いて2番車の石田の後位に追い上げた。最終2コーナー、石田は杉本に競り勝ち最終バックは、伊藤 - 石田 - 鷲田で通過。最終2センター、鷲田、早めの追い込みを駆けたが、2番車石田にタイヤ差届かず2着でゴール。

 

【作戦】

 先行1車(伊藤嘉浩・岐阜・79期)のレースだから、伊藤の後位がもつれることは誰もが予想できた。一応伊藤の後位は同じ中部で地元豊橋の杉本が付けるが、その杉本が単独で伊藤の後ろを回れることは難しかった。
 マーク厳しい石田や、選手紹介では5番車の斉藤も杉本に競り駆ける意思表示を見せ、もつれることは必至だった。だから、私はここは一つ彼等の競り合いを見届け、余力を残して最後の直線勝負に持ち込んだ方が得策だと考えた。
 果たしてレースはそういう展開になり、私はうまくインコースから3番手に追い上げ、直線勝負に持ち込めた。このレース、9番車の森村の動きが気になるところだったが、自分で捌いた方が良いと思い別線で望んだ。

 先行1車の伊藤の後位がもつれることが予想されたこのレース。無駄足を使わず直線勝負に出た作戦が良かったが、欲を言えば、タイヤ差で抜けなかったのが残念だった。


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