すんなりスピードがのってしまえば、3.71のギヤが役に立つ。
号砲一発、8番車の富井が前に飛び出し、9番車の鳥越が後に続いた。2周を回った残り3周を示す青板のホームストレッチ付近で並びが落ち着き、前から鳥越
- 白井 - 今村 - 柴田 - 中川 - 鷲田 - 斉藤 - 平井 -
富井となった。
そのままの態勢で赤板ホームを通過、そして中川が、ジャン前の2コーナーを回った所から、バックストレッチライン目がけてダッシュした。
前団の鳥越 - 白井 - 今村 - 柴田ラインを中川 -
鷲田 - 斉藤 -
平井で叩き、中川が先行態勢に入った。
9番手を回っていた8番車富井は、単騎でカマして来て、あと1周のホームで中川を押さえて先頭に立った。
最終2コーナー、8番車富井の番手を回っていた7番車の中川が番手捲りを放つ。しかし、すぐさま9番車の鳥越がその上を勢い良く捲ってきた。
2番車鷲田は、最終3コーナーで、鳥越 -
白井の後位に切り換え、最終4コーナー、中割で追い込むも届かず3着のゴールとなった。
【レース感想】
初日の特選同様、ほぼ中川武志の先行1車となったこの準優第9レース。
第8レースで福井から一緒に参加した渡辺十夢(わたなべ とむ 85期)が3着で明日の決勝進出を果たしたから、私も絶対この準優をクリアしなければ、と気合いを入れてレースに挑んだ。
最終的には鳥越が前の位置になるだろうし、そうなった場合、鳥越は中川の後位、つまり私のインで粘るかも知れない、と思った。その公算は五分五分だと思ったが、鳥越はすんなり中川
- 鷲田 - 斉藤 -
平井の5番手まで下げ、最終1コーナー付近から巻き返して来た。
最終2コーナーで番手捲りを放った7番車の中川だったが、9番車の鳥越はすでに踏み込んで来たためスピードに乗っていた。私も2コーナー過ぎ、外に斜行してブロックしたが、鳥越の勢いが良く、その上を捲られた。
幸い鳥越 -
白井後位が離れていたので3番手に切り換えられ、最終4コーナー、鳥越
-
白井の後位3番手から中割で追い込んだ。愛知同県鳥越の番手を回っていた白井がギリギリまで追い込みをかけなかったこともあって、中割の仕掛けるタイミングが遅くなったが、もう少し白井が早く踏み込んでいたら1着まで突き抜けられたと思う。
こういう場合は、3.71のギヤが役に立つ。すんなりスピードがのってしまえばこっちのものだが、そういうレースばかりではないからギヤ選択が難しい時がある。
兎に角、準優は何とかクリアできたが、鳥越の好調を証明するレースだった。
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