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岐阜普通競輪 第2日目 準優 2001年4月14日(

 吉田の捲りに期待していたが、共倒れとなった。

【レース経過】

 女屋(おなや) - 平野 - 山田の関東ラインと林 - 澤田 - 田中の南関ライン、それに吉田 - 鷲田 - 和田の三分線のレースとなった。

 スタートは、人気の吉田が前に出て、澤田、女屋、平野らが追い、鷲田がそれに続いた。並びで落ち着いたのは、2周目2センターで、前から吉田 - 鷲田 - 和田 - 林 - 澤田 - 田中 - 女屋 - 平野 - 山田となった。

 赤板、中団をキープしていた林が先に動いてジャン前のバックストレッチ付近で吉田を叩き、誘導員の後ろに入った。吉田は南関ラインの4番手まで下げ、7番車女屋の横で粘るかに、女屋はすかさず仕掛け、女屋はあと一周の4コーナーで先頭に立った。

 8番車の林は女屋の後位で粘り、最終1コーナーでは、逃げる女屋の後位をイン林 - 澤田アウト平野 - 山田で競り合う形となった。

 吉田は関東勢の捲り上げに切り換え、そのまま1コーナー付近から捲くって行ったが、最終1センター、前走併走の1番車澤田と4番車山田の競り合いのあおりを受けてバランスを崩した。一度バランスを崩した吉田だったが、また立て直し踏み直した。

 しかし、最終2コーナー、再度、1番車澤田と4番車山田のあおりを受けて、吉田はスピードが鈍った。結局、吉田は、スピードに乗り切れず、最終3コーナーで止まってしまった。

 吉田追走の5番車鷲田も共倒れ状態となり、最終4コーナー、外を回ったが4着となった。

【レース感想】

 初日特選で吉田は中畑のブロックに遭い、捲りを阻止されてしまったが、この準優では、女屋か林の先行をきっちり捲りきってくれるものと信頼していた。

 吉田の初日の捲り脚は良かったし、前期までS級で活躍していた実力者だ。今日は力の違いをみせてくれるものと期待して付いていた。

 私も昨日の伸び脚は満足できるものだったし、心配していた踏み出しの感じも良かったから、両者の一騎打ちという感じでレースに臨んだ。

 しかし、最終1センター、吉田が踏み出して行ったとき、運悪く、競り合いのあおりを2度も喰らってスピードに乗り切れなかったのが残念だった。

 吉田にしてみれば、きのうの中畑のブロックといい、今日のタイミングの悪さといい、A級降級後は全くツキがない。

 各地の競輪場で、元S級選手がA級戦で苦戦しているのを良く見かけるが、下位戦だから勝てるという保証はどこにもない。
 勝負の世界はそんなに甘くない!という実例だ。

 私は吉田の捲りに期待していたが、共倒れとなった。しかし、なぜか悔しいという気はしなかった。それは、この準優戦4着だったというものの調子が良かったからだった。コースさえ開けば何とかなる、という自信があったからだ。

 踏み出しと伸び脚が、今までとはぜんぜん違う手応えを感じていたからだった。

 「明日の特選がんばろう!」
 
私は、初日ときょうの感触が本物なのか、明日の特選で早くそれを試したかった。

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