競走日記  トップページ

 
松阪普通競輪 第2日目 準優 2001年5月4日(金)

 関東地区、南関東地区の選手は、西の選手より3点くらいは高く評価した方が良い。

【レース経過】

 号砲後、少し牽制があったが、8番車の大園が誘導員を追った。それから少し離れて、3番車の小島、佐藤、本田、荒木と続き、3周目の2センター付近で、前から大園 - 小島 - 池田 - 佐藤 - 本田 - 南雲 - 花村 - 荒木 - 鷲田の並びで落ち着いた。

 赤板を過ぎ、ジャン前の2コーナー付近から地元の花村が上昇していった。前付けの大園はこれを迎え入れ、2センター、誘導員の後ろは、花村 - 荒木 - 鷲田、鷲田の後ろインに大園、アウト本田、以下、南雲 - 小島 - 池田 - 佐藤となった。

 最終4コーナー、大園との併走を嫌って、本田 - 南雲が一気にスパート。あと1周のホーム線通過は、花村 - 荒木 - 鷲田を本田 - 南雲が叩いて先行態勢に入った。

 すかさず、後方に下げていた小島 - 池田 - 佐藤の南関ラインも本田 - 南雲の仕掛けに乗って、最終2コーナーでは、花村 - 荒木 - 鷲田に並んだ。そのまま、勢いに乗った小島 - 池田 - 佐藤は、逃げる本田 - 南雲も一気に捕らえ、最終2センターで捲りきってしまった。

 2番車鷲田は、小島 - 池田 - 佐藤に切り換えるのが遅れ、最終3コーナー、1番車花村と併走状態になったが、最終4コーナー、外を追い込んで4着でゴールした。 

【レース感想】

 初日特選で積極的な先行を魅せた地元の花村に、愛知の荒木が続く中部ラインの3番手に行ける番組だったので、準優は、少し安心していた。

 小島は、先行より捲りが得意で、初日選抜も捲り追い込みで1着を決めていた。本田は、予選逃げて2着で準優に乗ってきたが、いずれも初日同様、花村が逃げれば決勝進出はカタいと信じていた。

 しかし、先行態勢に入った花村は、初日逃げて5着となった末脚が心配だったのか、本田 - 南雲を先に行かせて、捲りを狙ったみたいだった。これが、結果的に失敗し、勢いついた小島に一気に捲くられてしまった。

 花村は今期競走得点94.28小島90.44本田86.39だったが、関東南関の選手は、西の選手より「3点くらいは高く評価した方が良い」というのが一般的な見解である。

 というのも、関東南関は選手数も多く、競走が熾烈であるため、星の潰し合いが西より激しい。だから、点数が同じ場合は、実力的には関東、南関の選手が「上」という見方が正しいのである。

 だからという訳でもないが、予選から勝ち上がった本田は論外として、花村と小島を評価した場合、ほとんど実力的には同じだ、と考えてレースに臨んだのだが、この日の小島は特に強かった。上がりも11秒6。3.71の大ギヤが唸りを上げた一戦だった。

 私は、最終2コーナーで、その小島 - 池田 - 佐藤にすぐ切り換えるべきだったが、反応が遅かった。遅れて追走したが、花村とかち合わせ浮いてしまった。

 しかし、最終4コーナーからの伸びは相変わらず良好で、不利な展開から良く4着でゴールしたと思った。決勝に乗れなかったのはショックだったが、気持ちを入れ替えることに努めた。

初日に戻る 三日目に進む

競走日記のトップページに戻る  

  電子メールは、zen1@yacht.ocn.ne.jpまで