関東地区、南関東地区の選手は、西の選手より3点くらいは高く評価した方が良い。
【レース経過】
号砲後、少し牽制があったが、8番車の大園が誘導員を追った。それから少し離れて、3番車の小島、佐藤、本田、荒木と続き、3周目の2センター付近で、前から大園
- 小島 - 池田 - 佐藤 - 本田 - 南雲 - 花村 - 荒木 -
鷲田の並びで落ち着いた。
赤板を過ぎ、ジャン前の2コーナー付近から地元の花村が上昇していった。前付けの大園はこれを迎え入れ、2センター、誘導員の後ろは、花村
- 荒木 -
鷲田、鷲田の後ろインに大園、アウト本田、以下、南雲
- 小島 - 池田 - 佐藤となった。
最終4コーナー、大園との併走を嫌って、本田 -
南雲が一気にスパート。あと1周のホーム線通過は、花村
- 荒木 - 鷲田を本田 -
南雲が叩いて先行態勢に入った。
すかさず、後方に下げていた小島 - 池田 -
佐藤の南関ラインも本田 -
南雲の仕掛けに乗って、最終2コーナーでは、花村 -
荒木 - 鷲田に並んだ。そのまま、勢いに乗った小島 -
池田 - 佐藤は、逃げる本田 -
南雲も一気に捕らえ、最終2センターで捲りきってしまった。
2番車鷲田は、小島 - 池田 -
佐藤に切り換えるのが遅れ、最終3コーナー、1番車花村と併走状態になったが、最終4コーナー、外を追い込んで4着でゴールした。
【レース感想】
初日特選で積極的な先行を魅せた地元の花村に、愛知の荒木が続く中部ラインの3番手に行ける番組だったので、準優は、少し安心していた。
小島は、先行より捲りが得意で、初日選抜も捲り追い込みで1着を決めていた。本田は、予選逃げて2着で準優に乗ってきたが、いずれも初日同様、花村が逃げれば決勝進出はカタいと信じていた。
しかし、先行態勢に入った花村は、初日逃げて5着となった末脚が心配だったのか、本田
-
南雲を先に行かせて、捲りを狙ったみたいだった。これが、結果的に失敗し、勢いついた小島に一気に捲くられてしまった。
花村は今期競走得点94.28、小島90.44、本田86.39だったが、関東南関の選手は、西の選手より「3点くらいは高く評価した方が良い」というのが一般的な見解である。
というのも、関東南関は選手数も多く、競走が熾烈であるため、星の潰し合いが西より激しい。だから、点数が同じ場合は、実力的には関東、南関の選手が「上」という見方が正しいのである。
だからという訳でもないが、予選から勝ち上がった本田は論外として、花村と小島を評価した場合、ほとんど実力的には同じだ、と考えてレースに臨んだのだが、この日の小島は特に強かった。上がりも11秒6。3.71の大ギヤが唸りを上げた一戦だった。
私は、最終2コーナーで、その小島 - 池田 -
佐藤にすぐ切り換えるべきだったが、反応が遅かった。遅れて追走したが、花村とかち合わせ浮いてしまった。
しかし、最終4コーナーからの伸びは相変わらず良好で、不利な展開から良く4着でゴールしたと思った。決勝に乗れなかったのはショックだったが、気持ちを入れ替えることに努めた。
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