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一宮普通競輪 第3日目 A級決勝 2001年5月25日(金)

「恵まれる」時もあるだろうという「期待」を胸に込め、46歳の身体にムチを打った。

【レース経過】

 6番車の菅野が前に出ると、本村、岡崎、鷲田などが後を追った。2周回目には、加藤 - 本村 - 岡崎 - 鷲田 - 中村 - 石井 - 橋本 - 鷲見 - 菅野で落ち着いた。ライン的には、2(愛知)対2(近畿)対2(南関)対3(岐阜)の並びとなった。人気を背負った岐阜両者に菅野が付けて一番長いラインとなった。

 赤板表示で、後方の橋本 - 鷲見 - 菅野が上昇してくると、これに中村 - 石井が続き、ジャンと同時に中村 - 石井が橋本 - 鷲見 - 菅野を叩いて先行した。
 さらに岡崎 - 鷲田が橋本 - 鷲見 - 菅野後位に切り換え、あと1周の4コーナーでは、前から中村 - 石井 - 橋本 - 鷲見 - 菅野 - 岡崎 - 鷲田 - 加藤 - 本村の並びとなった。
 3番手の橋本は、最終ホームから中村 - 石井の先行を叩いて捲り返しに出るかに、6番手岡崎がインを突いて鷲見後位に追い上げ、最終2コーナーは、橋本 - 鷲見 - 岡崎となった。
 岡崎追走の鷲田は、最終1コーナー6番車菅野と絡み、立ち後れるかに、インを突いて追い上げてきた2番車本村が岡崎の後位にはまった。

 最終4コーナー、3番手追走の岡崎が外を強襲して1着でゴール。番手絶好の人気の鷲見は、3着敗退した。

【レース感想】

 朝から強風が吹き荒れていた。

 一宮競輪場は海岸線沿いにあるわけでもないのに、なぜか風が強い競輪場として有名だが、バックスタンドが出来てから更に風の通り道ができ、まともに向かい風を受けることが多く、選手を悩ませている。決勝も朝から強風が吹き荒れ、1レースからレースを終えた選手達が口々に、「半端じゃない」と言っていた。

 私も風のことは気になっていたが、岡崎という絶好の目標がいる決勝戦だけに、気合いが入っていたし、ここに来る前、色々と忙しかったというものの「優勝」を手みやげに帰ってやろうと意識していた。
 決勝戦に乗っていれば、いつかは「恵まれる」時もあるだろうという「期待」を胸に込め、46歳の身体にムチを打った。
 しかし、その期待は無惨にも崩れ落ち、力不足は如何ともし難かった。力不足というより、練習不足と疲労の蓄積が原因だった。3日間を完調で終了することは大変なことである。それ相当のトレーニングを積まなくては結果は出ないものである。
 私は、決勝戦7着に不甲斐なさを感じつつも「優勝戦に乗れただけでも良しとするか」と、自分を納得させていた。

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