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豊橋競輪F2 第2日目 準優 2001年7月7日(

気の抜けたビールの様に、泡と消え去った。

【レース経過】 

 号砲が鳴って8番車の河名が誘導員を追って前に飛び出すと、1番車の鷲田、5番車の植野らが後に続いた。

 一旦、8番車の後ろに付いた鷲田は、最後方9番車の水上の後位まで車を下げ、2周回目のバックでは、前から河名 - 植野 - 八日市屋 - 原田 - 渡部 - 秋山 - 瀬戸 - 水上 - 鷲田の並びとなった。

 周回中、河名の後ろにいた植野は近畿ラインの水上 - 鷲田まで車を下げることが出来ず、変則的な並びで周回を重ねたが、3周回目、水上 - 鷲田は、この位置を嫌って渡部の前に入った。

 隊列は、河名 - 植野 - 八日市屋 - 原田 - 水上 - 鷲田 - 渡部 - 秋山 - 瀬戸と変わった。 あと2周の赤板を過ぎ、渡部 - 秋山 - 瀬戸が上昇すると、一旦、水上 - 鷲田を牽制し、あと1周の4コーナーからスパートした。 

 水上をフトコロに押さえ込んで先行態勢に入った渡部は快調に逃げ、後位はもつれた状態で最終バックを通過。

 4番手が千切れて、ゴールは、前3車(渡部、秋山、八日市屋)で決まった。

 

【レース感想】

 今開催の近畿の主力先行選手は、川島聖隆(滋賀・77期・24歳)と水上正二郎(大阪・78期・24歳)で、頼みの川島は初日選抜戦8着で敗退してしまい、準優は水上と組まれることが予想された。

 しかし、相手は破竹の勢いの渡部哲男、不利な状況は否めない上、わたしは事故点で何も出来ない。

 何度、気合いを入れようとしても、気合いが入らない状態だった。

ヘタに気合いを入れて、事故点を付けたらハイそれまで。厳しい現実が後に待ち構えていると思うと、知らず知らずの間に気合いが抜けていたのかも知れない。

 こんな競輪、自分本位ではないが致し方ない。

 結果は、気の抜けたビールの様に、泡と消え去った。

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