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大垣競輪 F2 第1日目 初日選抜 2001年9月12日(水)

 初日の1着は、気分的にも乗れるので気持ちが良かった。

 

【レース経過】 

 スタートで人気を背負った2番車の高野が前に押し出されるように出ると、1番車の高田、3番車の鷲田がその後に続き、2周回目のバック付近で、隊列は前から高野 - 平田 - 藤本 - 高田 - 片折 - 奥山 - 橋本 - 鷲田 - 井狩の並びとなった。

 前団に中部勢、中団の関東勢、後方に近畿勢で、そのまま淡々と周回を重ね、赤板表示のホームで 後方の橋本 - 鷲田 - 井狩が上昇を開始すると、それに併せて、中団の高田 - 片折 - 奥山も上昇した。

 ジャン前のバックでは、誘導員の後ろを高野 - 平田 - 藤本ラインと高田 - 片折 - 奥山ライン、それに橋本 - 鷲田 - 井狩ラインが併走状態となり、ジャンと同時に関東勢が中部勢を叩いて前に出ると、すかさず近畿ラインの先行橋本が勢い良く前に飛び出した。

 あと一周の4コーナーで、先行態勢の橋本がスパートした。

 一旦、後方に下げた高野 - 平田 - 藤本も巻き返しを図ってきたが、橋本のダッシュと同じになり、高野は、橋本 - 鷲田 - 井狩の4番手に追い上げる形で止まった。

 その位置で脚を溜めた高野は、最終バック線付近から再度捲り上げてきたが、これを見た番手の鷲田は早めに橋本を交わしにかかり、ゴールは、2分に1車輪差で、鷲田が高野の捲り追い込みを退けた。 

 

【勝者の弁】

 前回出走(2001年8月11〜13日)の小松島から実に1カ月の期間が開いた配分だった。

 これは9月上旬を所用のため、斡旋調整をしたからで、実戦の感覚がどうか正直なところ心配だった。

 練習は十分やったつもりだが、実戦と練習では、やはり違うものである。

 ま、しかし、前回一緒に走った橋本という先行目標があり、親交ある井狩さんとも前回同様一緒に走れるという気楽な落ち着きがあったから、1カ月ぶりとはいえ緊張もさほど感じることもなく気楽に走れた、というのが好結果につながったのだろう。

 レースも読み通りとなった。

 中部勢が前に付け、橋本 - 鷲田 - 井狩の先行態勢に関東勢が切り換えて来るだろうから、高野以下は7番手になるだろう。その捲りをどう捌くか、が私の仕事だった。

 実際には、高野が4番手にはまり、そこから捲りを打ってきたが、橋本のスピードが垂れてきたこともあり、私は高野の捲りのスピードを察して早めに追い込んだ。

 踏み込んだ時の車の伸びが良かった。練習の成果だった。

 初日の1着は、気分的にも乗れるので気持ちが良かった。

 ここ2、3場所で平均競走得点も3点ほど落とし、今開催も初日選抜スタートだった。精神的にも苦しかったが、1着は何より嬉しかった。

 そして、前回小松島でも世話になった橋本に感謝したい。

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