小雨の古少し肌寒い2023年4月15日(土)に、こさごえ民家園(入場料110円)の向かった。
足羽三山文化協議会主催の講演会「クリエイティブ」で講師は、アートディレクターの戸田正寿氏。
三国町出身だが、世界を股にかけて広告の世界で活躍された戸田氏の業績をスライドで上映。1980年代のサントリーペンギンズバーが一番印象に残っている。熱弁を振るったのは、スポーツや経済と違って、アートの世界には正解は無いということ。その中で本物同士が競い合いながらより良いものを作り出して来た「クリエイティブ」について語ってくれた。恩師・小野忠弘氏の話も随所に出てくる。
2019年7月の講演会「小さな交通」にも参加したが、講演途中でも自由に質問できるアットホームな雰囲気で、会場一帯が作り上げる感じ。美術系大学の学生さんも3名程参加しており、「デザイン、陶芸、イラスト、絵画など興味が広いが、どのように方向性を決めると良いか?」という質問には「とにかく、一流の本物に触れることが大切。イタリアに行ってみなさい」とアドバイスされた。福井の恐竜のことについての質問に対しては、恐竜を活かすアートディレクションの重要性を話された。
6月にリニューアルする三国龍翔館の話や三国町安島に作ったブリリアント ハート ミュージアム の話となった。この美術館は、絵画や彫刻を展示するのではなく、横に長い窓が有り、そこから四季折々の雄島が見えるというもの。完全予約制で入館料2000円らしいが一度行ってみたい。
パソコン操作を担当したのは、「失敗の進化史・人類はできそこないである」の著者・斎藤成也さんだった。
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