横濱たよりロゴ 第1068号 2022.06.18
 競技かるた 福井渚会 百年誌

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 コロナ禍で発刊が遅れていた「小倉百人一首競技かるた 福井渚会 百年誌」が2022年3月に完成した。
 A4版で本文フルカラーで122ページの非売品。(入手希望の方はご連絡下さい)
写真040 福井渚会が競技かるた愛好者の集まりとして結成されたのは、1921年。なんと、昭和年間の前の大正年間!
 その中心メンバーだった故仙達実氏が、競技かるた運営団体として福井県かるた協会を設立されたのは、戦後の1948年。当初は地元有力者に会長職をお願いしていたが、すぐに、かるた愛好者のみの運営となった。その頃から全国大会が開催され、75回目を迎えようとしている。
 1962年生まれのマイク・ヨコハマは1972年頃から福井市みのり公民館で競技かるたを始め、市民大会や全国大会も公民館で開催されていた。当時、仙達氏は、全日本かるた協会の副会長でかるた十段の認定を受けておられた。高齢であり、直接のかるた指導を受けたことは無いが、対戦相手が不足しているときにお手合わせして頂いた記憶は残っている。15分の暗記時間で札の配置を覚え、ダイナミックにはねるわけではないが、すっと手を出すだけで、かなり強かった。
 百年誌には、「渚会」の名前の由来ははっきりしていないと書かれているが、一説には、仙達氏の十八番だった「世の中は 常にもがもな渚漕ぐ あまの小舟の綱でかなしも 」から来ているという。非常に洗練された名前だ。
 仙達氏の次の会長となった故栗原績十段(全日本かるた協会副会長)には、競技かるたをやめてからもお世話になり、計り知れない感謝の念を抱いており、福井県かるた協会理事としてほんの少し恩返しをさせて頂いている。
 
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