  
５年ぶりに海外旅行をしてきた。直接的な写真撮影やビデオ撮影の依頼はない視察旅行だ。行き先はベトナム最大の街・ホーチミン（旧名サイゴン）。
年末年始の航空料金の高い時期を避け、１月８日に関西空港からの直行便を選んだ。娘の学校（小学１年生）を休ませ、社会勉強を目的の一つとした。パスポートの申請やドルへの両替、ベトナム語の勉強も一緒に行った。
早朝３時半に馴染みのタクシーに迎えに来て貰い、ＪＲ福井駅に着いたもののいきなりトラブル。悪天候により大阪行きの急行きたぐにが運転休止になっていたのだ。国際線は出発時刻の２時間前までにチェックインする必要がある。いったん横濱商館まで戻り、高速道路を飛ばして空港まで行かなければならないのか。
ＪＲ職員と相談すると３度乗り換えるとかろうじて間に合うダイアが見つかった。往復割引の指定席券をキャンセルし、すべて自由席の切符に買い直した。敦賀、米原、新大阪で乗り換えて何とか間に合ったが電車の中では一睡もできず、新幹線に乗り換える米原駅では荷物を抱えて連絡通路を走った。トラベルにトラブルは付き物。それ自体を楽しめないようでは旅行はやめた方がよい。
５時間ほどのフライトで無事ベトナムに到着し、８ヶ月ぶりに友人ファミリーとも再会できた。宿泊したサイゴンホテルはロケーションが良くたいていの観光地に歩いて行くことができた。
初日はホテル周辺を散策し絵はがきを買っただけで休養。２日目は、友人の運転する小型バイクに３人乗りして、市場に行ったりホーチミン日本人学校を訪問。民家で一緒にランチを食べたりと一般のツアーとはひと味違ったものとなった。３日目はタクシーで郊外の戦争証跡博物館や一般の映画館でアメリカ映画を鑑賞。夕食はサイゴン川の船上レストラン。４日目は、歩いて統一会堂を見学。深夜便で日本に戻る３泊５日の日程だった。
今回は同じホテルに３泊しながらこれといったスケジュールも無い旅だったのでのんびりできるかと思っていたが楽しいことが目白押しであっという間に時間が過ぎてしまった。
大きなトラブルにもあわず、おいしい食事と親切なベトナム人。娘共々非常に充実した楽しい旅だった。右図のようなポストカードと共にお箸のお土産を配った。
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第209号 2007.1.16
