2014年9月7日に福井市防災センター2階で開催された研修会に参加してきた。何度も体験コーナーやイベント、期日前投票で訪れたことがある施設。
全ての被災地へ思いを寄せつつ、他人事ではないと、備えることの大切さを、何度も被災地入りしている医師の立場からと福井市の日新地区で避難所マニュアルを作製された方からお話を伺うことができた。
避難所では、感染症蔓延を防ぐための隔離室の設置や雑魚寝による弊害を防ぐ段ボールベッド(1セット2500円程度)の提案、自宅被災者向けには、トイレットペーパーなどの備蓄、医療関係を避難所に頼ること、外部からの搬送車両は、DMAT(災害派遣医療チーム)がある拠点病院に集まることなどが目新しかった。トリアージ(最善の結果を得るために、対象者の優先度を決定して選別を行うこと)に関しての質問をさせて頂き、災害時でなくても日常的に行っていることなどもわかった。
宮川英樹会長は、2度の大きな震災にあったことをきっかけに3年ほど掛けて避難所マニュアルを作られた。県外の先進事例を調査し、自分たちの地区に合わせて要援護者のリスト作りから始めたらしい。
作ったから安心ではなく、常に改良を加えなければならないという。正常化のバイアスをどのように突破して、防災意識を高めて行くかに頭を悩ませている。
参考:ムービーページ、横濱たより355号 354号 337号 245号 240号 224号 202号 193号 189号 184号 183号 179号 025号 020号
|