横濱たよりロゴ 第309号 2011.3.31
 シンガポール取材旅行(4)煙草編

どぎつい写真付きのタバコパッケージ 販売規制は弱い 更なるタバコ環境向上を目指すポスターオープンの屋台も原則無煙環境
 シンガポールの街の美しさは有名で、緑豊かで「ガーデンシティ」とも言われている。
Fineを皮肉ったお土産Tシャツ 綺麗な街を維持するために罰金が多いことでも知られている。その罰金と良いというのがともに「Fine」ということでそれを皮肉ったお土産用のTシャツも昔から売られている。
 その最初に書かれているのが、禁煙を守らないと罰金1000シンガポールドル(約7万円)だ。
 タバコのパッケージにも、どぎつい写真が付けられており、日本製のマイルドセブンなども同様に印刷されている。そうしないと販売できない法律になっている。この辺は、タイ王国も同じだった。<横濱たより第262号参照
 また、特筆すべきは価格の高さだ。食べ物や公共共通が日本の半分程度のシンガポールでタバコは一箱800円ほどもする。これは、未成年者がタバコ使用を始めないようにする効果も高い。日本も物価水準からすると400円程度ではまだまだ安すぎると言える。
 ただし、販売規制は弱いようで、コンビニなどでは、子どもの目に触れないようにしているタイ王国とは違って大ぴらに売られているのが残念だった。
 駅のポスターで見かけたものは、更なるタバコ環境の向上を目指したもので、「GO SMOKE FREE」キャンペーンで、マーケット、ホテルロビー、フェリー乗り場、遊技公園、工場やオフィス、出入り口から5m以内での禁煙をPRしていた。
 街中のあちこちで見かける中華料理屋さんが数件並んでいるオープンの屋台も原則禁煙。もちろん、ホテルのレストランは言うに及ばず、バーなども禁煙になっているので気持ちよく過ごすことができた。

 東日本大震災(2011.3.11)の影響で2011年3月30日から4月10日まで、日本たばこ産業は出荷を停止しているが、これを機に新生活を始めることをオススメしたい。

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