2日目の作業を終えて横田基幹集落センターに戻り、軽トラや施設の清掃作業。荷物を観光バスに積み込んで陸前高田ボランティアセンターに向かった。
ボランティアセンターは、岩手大学有志や各地から応援に来ている社会福祉協議会の職員、NPO関係者の混合チームだが、ボランティア希望者と支援作業のマッチング、医療支援などうまく機能しているように感じた。建物の中に入るには、アルコールで手を洗うだけでなく、消毒液でうがいするほどの気の使いよう。中では、冷たい飲み物とスナックを頂き、支援グッツなどの販売なども行っていた。2004年の福井豪雨災害は7月18日に発生し、各地にボランティアセンターが立ち上がったものの3週間後にはすべて解散しています。<参照サイト>
陸前高田VCはいつまで継続するのかはわかりませんが、瓦礫の撤去作業はまだま残っており、息の長い活動が必要だ。もちろん、現地に行かなくても支援する形はいくつもある。<ひとりじゃないよプロジェクト・福井>
朝9時のと夕方17時の青空ミーティングは、通常代表者のみで行うものだが、福井県職員の計らいで、一般ボランティア20名全員が参加・発言の機会も設けてくれた。印象的だったのは、岩手県出身で福井在住の方が、3歩前に進み、私たちの方を振り向いて感謝の言葉を述べたときだった。
帰りに参加者と意見交換した際、コミュニケーション能力の必要性を語っている人がいたが、ボランティア活動は、被災地の力になることはもちろんだが、参加者の意識向上にも大いに寄与する。福井県の活動は県民のレベルアップにも繋がっていると感じた。(出来れば、次の福井震災に備えて20歳代、30歳代の若い人が増えて欲しい)
お風呂休憩、食事休憩、トイレ休憩3回を取りながら福井県庁に戻ってきたのは、2011年7月4日の5時半。私自身、本当に実りの多い3泊4日だった。この間、まったく、原発関連のニュースを耳にすることが無かったのもよかった。東京経由の情報だけでは駄目だとも感じた。
タクシーで我が家に帰って、防災準備の見直し作業に入った。
私も勘違いしていたのだが、陸前「たかだ」ではなく、「たかた」ということを広報誌などで確認。
(1)出発 (2)洗浄 (3)横田 (4)瓦礫 (5)沈黙 (6)撤収 / 防災関連 危機管理
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