2日目は、地竹沢地区の瓦礫撤去作業に配属となった。東日本大震災直後から「チームふくい」のベースキャンプとして使わせていただいた曹洞宗・海岸山 普門寺から海に向かって5分ほど坂を下りた所に避難所になってた「地竹沢会館」という施設がある。すでに、避難所ではなく、トイレをお借りしたり、昼食を取らせていただいた。
だんだん田んぼになっている一体は、様々ながれきが落ちている。それらを電化製品、金属、木材、プラスティック類、ガラス類、瓦・タイル類などに大まかに分類して仮設のがれき置き場に搬出するのが主な仕事。その他、草刈り、側溝の泥かき作業。ハエも臭いも強くない。
「チームふくい」というのは、公式なグループではなく、福井県から災害ボランティアに駆けつけた人達の総称で、行政だけでも民間だけでもなく、「新しい行政」のひとつの形態かも知れない。<参考ニュース>
地元・陸前高田に信頼されているのは次の6つの要因ではないかと考えている。
1 震災直後に被災地に入った 2 戸別訪問してニーズの掘り起こしを行った 3 薪プロジェクトなど前向きな取り組みを行った 4 断続的に専門ボランティア・一般ボランティアを送った 5 大小様々な資機材(軽トラック・チェーンソー類)を活用 6 農作業に長け、まじめな福井県人の気質。もちろん、現地代表の後藤勇一さん(NPOスワングループのメンバーでもある)のがんばりも大きい。
同じエリアで活動していた、国際的なNPO団体のNICE(ナイス)は平均年齢が20歳代前半と若い。枚方市チームは、少し離れた温泉旅館に宿泊し、違った意味での支援活動を展開していた。他のグループとのちょっとした交流も楽しい。
熱中症を気にしながらの作業だが、あちこちに点在する放置車は、すべて冬用タイア。3月11日から100日以上経ったことを実感した。
(1)出発 (2)洗浄 (3)横田 (4)瓦礫 (5)沈黙 (6)撤収 / 防災関連 危機管理
|