9時30分の消灯前に寝袋で寝てしまったが、蛙の鳴き声と同宿者のいびきのため何度となく夜中に目が覚めた。集落センター2階のホール(板張りの50畳程度の広さ)は、男性ボランティアの寝る場所でもあり、食堂でもあった。
早朝4時半に起き出し、近くを散策。朝には、蛙が鳴き止んでいることを知った。
近くの駐車場に多くの乗用車が並んでいるのが目についた。陸前高田市立横田小学校は、仮設住宅で埋め尽くされていたのだ。さらに歩いて数分の横田中学校も同じ状態。下水道が完備されていないためか、黄色い中型浄化槽も埋設せずに地上に並んでいた。<関連ニュース>
横田地区は地震の被害で壁が落ちたり屋根をブルーシートで覆っている民家はあるが、津波は押し寄せてこなかった地域。海岸地区の人達を受け入れるために多くの仮設住宅が建てられているようだが、それ以上は踏み込むことは遠慮した。
また、7月1日に鮎漁が解禁された気仙川は綺麗な所だった。道の駅ではなく、「川の駅よこた」は種鮎も販売され、観光拠点となっているがまだ開いていなかった。鯉のぼりのような「鮎のぼり」も新鮮だった。
田んぼを見に来ていた地元のおばあさんに話を聞く機会を得たが、知り合いが亡くなったという話が多い。水田の稲が福井よりもかなり成長が遅い感じ。ジャガイモが入れられていたが、この辺ではアオモ発生を防ぐためにくず芋を入れる習慣があるという。トウモロコシやチリメンジゾが栽培されていたり、福井の風景とそっくり。
おにぎりとカップ味噌汁の朝食(305円)を全員で頂き、元気に2日目の活動開始となった。
(1)出発 (2)洗浄 (3)横田 (4)瓦礫 (5)沈黙 (6)撤収 / 防災関連 危機管理
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