横濱たよりロゴ 第965号 2021.09.29
 映画「君がいる、いた、そんな時。」迫田公介監督

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 2019年に広島県呉市オールロケで作られた映画「君がいる、いた、そんな時。」が福井市のメトロ劇場にやってきた。(2021/9/25〜10/1)
 初日の25日には、呉市出身の迫田公介監督(1977年生)の舞台挨拶が有るというので、19時10分の回に美術大学生の娘と待ち合わせた。
写真040 小学6年生の岸本正哉は、フィリピン人と日本人のダブルで虐められる人種差別の映画だと思って観に行ったが、浮いた存在の同級生で放送委員のDJカヤマ、若い図書館司書のショウコの3人を軸に映画は展開する。
 不器用に生きる3人を取り巻く環境は、どこにでもありふれていると迫田監督は、トークショーで語る。ありふれているが決して軽いものではなく、とても深刻なものだという。
 映画上映よりも前に、パンフレット(税込600円)を購入し、サインやツーショット写真をして頂いたが、「ネタバレになるので読まないように!」ということが上映後に分かる。迫田監督は、答えの無い映画というが決してそうは感じなかった。生きていることが既に答えだ。
 舞台挨拶では、「照明のクレジットは、なぜ、照明応援になっているのか?」をいの一番に質問した。低予算で作った映画なので、一部分しかきちんとした照明マンを雇えず、照明応援とクレジットに入れたという。生き難い世の中だが、居場所の大切さを淡々と語る。監督舞台挨拶の動画 9/25
 他にも、前半と後半にあるスローモーションの演出の意図、生まれ故郷の広島県呉市への思い入れなども質問したかった。
 監督には2日前にメトロ劇場で見た「サマーフィルムにのって」の際に、フライヤーを手渡されていたので、今川焼6つと前川食品店で買った小振りの温室みかんを持参した。
 
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