2017年10月21〜22日に本州を直撃した台風21号で、築18年の横濱商館が被災した。
日曜の夜中に目が覚めた時から、数日間の出来事をまとめてみた。
3階部分の寝室で寝ていた家族4人は、あまりの風とトタン板がはためく音で飛び起きた。
飛散物で窓が割れる危険性があったので、全員、野球帽をかぶり、スリッパを履いて窓の無い1階部分のスタジオに避難。
福井県各地で停電していることがSNSで分ったので、旧式石油ストーブを付け、お湯を沸かした。念のため、カセットコンロも用意し、お米も炊いておにぎりも作る用意を始めた。2台の携帯ラジオでNHKと福井放送をモニター。毎日、入浴の際に防水ラジオを使っているのでバッテリー切れの心配は無い。
1階部分で雨漏りが始まったので、コンピュータ関係を移動。一段落したときに、ストーブで沸かしたお湯で暖かい紅茶を入れ、気分を落ち着かせた。これは、阪神大震災の時にあるホテルの支配人が取った行動を参考にした。飲料水は、家族4人が数日間暮らせるように100リットルを目安に階段の踊り場において、無くなったら適当に補充するようにしている。カセット缶は12本が目安。日常的に使いながら補充するため「非常用備蓄品」という考え方はしていない。
夜中の時点で、建設業者にも連絡しておいたので、早朝に被害を見に来て頂き、飛散したトタン板は専門業者が30分ほどで片付けて下さった。火災保険の会社には電話は通じないのでネットから被害報告を行った。
反省点としては、スリッパではなく履き慣れたスニーカーと手袋(防寒と危険防止)、それと全員分の雨合羽も出せるようにしたい。寝袋4つとテント2基も時々、使うようにしたい。
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