第671号 2018.06.29 大阪府北部地震から1週間-茨木市訪問(4)自衛隊
<福井市防災士の会での報告動画 15分> 25日(月)の14時過ぎ、避難所(水尾小学校体育館)から程無い若園公園の自衛隊仮設風呂に案内して頂いた。 2018年2月の30豪雪でも、2004年7月の福井豪雨災害でも自衛隊を見かけたが、仮設風呂を実際に見るのは初めて。 断水や都市ガスのトラブルで、入浴できない市民のために、兵庫県伊丹市から陸上自衛隊が駆け付けたようだ。避難所の案内掲示によると、12〜13時は配慮の必要な方の入浴時間、13〜21時までは一般の入浴時間(受付は20時まで)となっていた。 若園公園は、バラ園やテニスコートもある大きなもので、グランドの一角が大きなテントの入浴施設になっていて、臨時駐車場も兼ねていた。幸い、入浴者も並んでいなかったので、自衛官にお話を聞くことも出来た。 どのくらいの大きさが有れば設置できるのかとお聞きすると、広さよりも、給水のための貯水槽や排水できる下水道が必要とのこと。循環式濾過装置付きをイメージしていたが、灯油を燃料としたボイラーで湧かしたお湯をどんどん使っていく形式で、排水を間違えるとグラウンドが水浸しになってしまうらしい。 使用頻度は高い物では無いらしく、この自衛隊でもひとつの仮設風呂しか持っていないとのこと。 元々は、1985年の日本航空123便墜落事故に対する災害派遣で自衛隊員の士気維持・向上に有効だったため、各部隊に普及したようで、「六甲の湯」と書かれた暖簾(のれん)や可愛い看板が、雰囲気を和らげていた。
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