2019年6月28日(金)、福井新聞社風の森ホールで開かれた「東日本大震災を忘れない〜被災者体験を聞く会〜」に参加してきた。
この日は、71年前に戦後の3大震災と言われる福井震災が有った日で、会場には関連写真パネルも展示されていた。
主催は、福井新聞社と河北新報社(宮城県仙台市)で、巡回防災ワークショップ「むすび塾」の一環として北陸では初めての開催。東日本大震災で被災した「語り部」3人と東京大学で防災の研究をしている廣井悠准教授が登壇した。
一番感銘を受けたのは、当時小学校6年生で卒業式の1週間前に被災し、指定避難所となっていた東松島市立野蒜(のびる)小学校体育館の2階ギャラリーにスペースに上がったことで命を繋いだ志野ほのかさん。8年が経過し、自分自身の中でも風化が始まっているというが、体験者の語りは、説得力がまったく違う。自分の帰りを待って津波に飲まれ、帰らぬ人となった祖父の話など、苦しい胸を内を話せるようになったのは、高校生になってからだという。突然、被害者になることも想定し、命を守る大切さ、日々の当たり前に感謝する大切さで話を閉めた。
質疑応答では、福井市防災士の会のメンバーとして最初に「行政の指定避難所以外を設定することの是非」を質問したが「大人の事情に流されることなく、実際に歩いて避難所に適するかどうかを判断する」との回答を得た。
<防災関連号> 759 755 753 751 750 747 745 718 712 710 707 703 700 697 691 689 667 676 675 674 672 671 670 669 668 659 648 639 635 633 632 631 614 607 581 571 563 554 552 550 538 537 533 526 519 511 506 505 503 501 492 490 488 483 477 467 451 430 392 384 360 355 354 337 245 240 224 202 193 189 184 183 179 025 020
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