横濱たよりロゴ 第1321号 2024.06.20
 映画「生きる」by みに・キネマ福井

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 2024年6月20日(木)にテアトルサンク4で開催されたみに・キネマ福井主催の映画「生きる」を観てきた。
 黒澤明監督作品の「生きる」ではなく、「大川小学校 津波裁判を闘った人たち」で、防災関係者では有名な作品。
写真040 多数の犠牲者を出した大川小学校の遺族が起こした裁判だが、最初から裁判を起こそうと思っていたわけではなく、地元の遺族説明会でも、文部科学省が設置した第三者委員会でも納得した説明が得られず、やむにやまれず国家賠償裁判に至ったことが良くわかる。また、日本で半「裁判沙汰」と呼ばれる負のイメージがあり、被告を脅迫していた人間が逮捕されたことも裁判の難しさを感じた。映画制作には反対意見も多く、クラウドファンディングで資金を集めたそうだが、それに協力した福井弁護士会の知り合いも見に来ていた。
 私も2人の子どもの親として、幼い命が失われ市長からは「運命発言」まで浴びせられた無念さはよく分かる。
 防災士の視点としては、判決文の中にある「平時からの組織的過失を認定」というのが強く印象に残った。いくら訓練をしても完璧になるわけではなく、訓練の半分位した実行できないといわれている。それでも、平常時に災害を想定し、避難計画や訓練実施の重要性を再認識した。
 帰りがけに、大川小学校を2度訪問した元県議会議員さんとも話をしたが、3.11東日本大震災から14年が経過したが忘れてはいけない。
 

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